北朝鮮が「分かりづらい」のは、マスメディアにも原因あり(サーチナ) - Yahoo!ニュース
 「瀬戸際外交」「何をしだすかわからない国」というのが日本におけるもっぱらの北朝鮮評です。体制も違うし北朝鮮自身が防御のために情報を統制しているから市民レベルの視点で「よくわからない」「不安だ」というのはよく分かります。しかし「よくわからない」ことの理由の一つには、情報統制を良いことに海外(とりわけ米韓日)のマスメディアが北朝鮮に関してなら怪しげな情報でもウラさえ取らずに流し放題にしていることにもありそうです。
(中略)
 南北朝鮮分断から現在に至るいくばくかの歴史書に目を通し、ごく常識的に考えてみれば、答えは実にシンプルで、本当は誰にでもわかっていることです。「自分たちの存在を認めてもらいたい」、なにやら思春期の中学生の物言いのようですが、結局北朝鮮を突き動かす根源的欲求はこれに尽きるでしょう。
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 この間、韓国大統領の金大中(キム・デジュン)と盧武鉉(ノ・ムヒョン)は相次いで38度線を越えで金正日と握手をし、平和共存を語りました。肝心のケンカの主役同士は手を握ったというのに、一方の外野がそれを認めないというこっけいな事態が今日まで続いているわけですが、核攻め兵糧攻めにいよいよ追い詰められた北朝鮮にすれば「なぜだ!」と叫びたくなる不条理劇に映ったことでしょう。自己の存在を相手に認識させ生き残りを賭けた交渉を有利に勝ち抜くべく軍事オプションをさらに強化する、クラウゼヴィッツを持ち出すまでもなく余りにも分り易い北朝鮮の戦略です。周辺国家の取れる対応策が「軍事」ではなく「対話」と「信頼醸成」しかない、ということと同様に。(執筆者:鄭雅英 立命館大学准教授)
市民的な視点から「よくわからない」というのは、単に「中国」という後ろ盾を失いつつある北朝鮮が「アメリカ建国記念日」に巡航ミサイルを含む7発のミサイルの発射試験をするなどして、まるで「戦争を望んでいるかのような挑発行為」を行っているからです。

自己表現のためにミサイルを発射するという理由付けは非常に面白いと思いますが、残念ながら、単に「他のテロ支援国への製品テストを兼ねたアピール」です。

更に言えば、現在はプレスリリースにて「金正日」の不健康が表面化してしまっている以上、南キムチも含めて軍事緊張を作り出し政権の安定。特に軍事政権としての政情の安定を望んでいることなんてバレバレですw

更に、この記事ね、サーチナじゃないすか。記事にモロ中国側のバイアスがかかってるとすれば、あえてこの記事を「鄭雅英 立命館大学准教授」に書かせるってことはですね、まるで「北朝鮮がその軍事行為の理由を隣国に押し付けている」ような意識を生み出して、その反発を狙ってるように見えるのはー迂遠ですかねw