母子家庭ながら頭の悪い僕を私立の学費の高い高校、大学に入れてくれた母には頭が上がらない
最近、母が円満退社をして旅行やら習い事やらで遊び歩いてたのだがふらっと僕に電話してき「ご飯を食べに行きましょう」との事だった

僕の方は仕事中だったのだがご飯だけなら、と手軽に済ましてしまおうと思ったのが良くなかった
「何食べに行く?」と聞くと「なんでも、お鮨でいいわよ」とのこと
残念ながら、中野で美味い寿司屋を僕は探せてない、どこか美味い寿司屋は無いだろうか…ともかく僕は携帯で中野周辺の寿司屋を検索した

峯八 みねはち - 中野/寿司 [食べログ]
点数は3.54、レビューを見るとなかなか良さそうな感じだった、美味しかったら妻を連れて行こう、などと考えた
甘かった

他の方のレビューにも書かれているように、店に入った瞬間から店主がお手伝いさん(奥さん?お母さん?)をガミガミどなりつける、これがずっと続く
開店したばかりだからなのか目の前で仕込んでるのだが、これが良く店主が味見をする、包丁で手入れをして食う
指が口に触る、その手でネタと包丁を扱う
これしかないんだよね、って見せられたメニューには7500円、9000円、12000円とぶっきらぼうに書かれてた
9000円を頼む

寿司はいくつかはうまかったのだが(うまかったと思うのだが)酢が凄まじく酸っぱい
店主が繰り返す『江戸前』という事なのだろうが舌が可怪しくなりそうなぐらい酸っぱい
特にはじめに出てきた平目の昆布締めなどは目から火花が飛び出そうなぐらい酸っぱかった

店主がこれまたよく喋るのだが滑舌が悪く、薀蓄が酷い
これが寿司屋の〜です
最近は寿司屋の〜が
〜といえば江戸前の〜
〜は江戸前じゃないんだよねー

僕は自称なんちゃって江戸っ子なのだが江戸前寿司の定義はわからないし

同年代の母への喋り方が鼻につく
いや、それは違うなー
〜って知ってます?
それ、記憶違いだよ(笑

話してる内容は魚についてなのだが、魚は寿司屋のほうが詳しくて当然だろう
最後は母が「ごめんね、あたしの記憶違いだと思うわ」と折れていた

別に険悪な雰囲気にはなってなかったが、それは久しぶりにあっての食事なのでお互いを気遣った僕らの理由だ

お好みも頼まずさくっと店を出て、顔を見合わせて思わず
「美味しくなかったねぇ」と笑ってしまった

ネタ的に美味しいものもあったと思うのだが、雰囲気が悪く、味わったとは言い難い
拘って出しているものも、その拘り程の物なのか、と考えると、それは人それぞれなのだろう

なにより、そんな店よりも僕の気に障ったのは食べログのレビューだったので早速会社に戻って食べログのレビューを書いたのだが…